何だか梅雨みたいなお天気です。少し寒いですが、体調はいかがでしょうか。
さて本日は「図書館のススメ」
コレは2019年に行ったパリ郊外のシャンティイ城の図書館の写真です。
様々なジャンルの本が整然と天井まで並べられて、今まで見た中で一番美しい図書館でした。
私は本を読むのが割と好きです。子供の頃からです。
家には本がそれほどなかったので、物心ついた時には近所の図書館に足繁く通っていました。
今は建て替えられてしまいましたが、近所の図書館は煉瓦造りで、入り口に噴水のあるような素敵な建物でした。
小学生になると、暇さえあれば図書館へ。
棚の端から端まで読む、なんてこともやっていました。
そして大人になってからも図書館通いは続いています。
今のリンパドレナージュの仕事に出会ったのも、図書館でたまたま手に取った、一冊の本がきっかけです。
とても幸運なことに、いつでも住まいの近くに図書館がありました。
今も歩いて行かれる場所に2箇所もあるんです。
なので、買い物ついでにちょっと図書館に寄り道、なんてことがしょっちゅうです。
先日も寄り道してこの本を見つけました。
目的も持たずにただ図書館へふらっと寄って見つけたものです。作者もしりません。
タイトルが気になった、ただのそれだけです。
今日、待ち合わせ場所で何気なく開いてみたら、友達が来るまでのわずかな時間で、この物語の虜になってしまいました。
これは自己啓発本のジャンルになってしまうのかもしれませんが、コレはあくまでも「物語」です。
どう受け取るかは、読み手に任せられている部分が多い気がしてそこが気に入りました。
まだ途中ですが、ステキだなと思ったところを引用しますね。
やりたいことを今やらないで、その代わり、やりたいことが好きなようにできる時を待つ……それはつまり引退後ってことだけれど、それだとそのための準備だけをして人生のほとんどを費やしてしまうだろう。それってばかばかしくないのかってことさ。
引用元『あなたの人生を変える魔法のカフェ』
今日会った高校の時の友人ですが、ちょうど引退の時期を迎えていて、定年後に何をするかを今からいろいろ考えてるのだそうです。
そんな人生の転換点に読むにはちょうど良さそう、と思って彼女にも勧めてみました。
思いがけず色々な気づきや出会いをもたらしてくれる、図書館は私にとってそんなステキな場所です。
何かに行き詰まった時、何かがしっくりこない時、いつでも私を受け入れてくれる、そんな心強い友人みたいな存在です。