こんにちは。蒸し暑いですね。
さて今年も杏仕事が終わりました。
以前は7月に入ると軽井沢の妹から連絡があったものです。
「ハーコットが売り出されたよ〜」って。
今は妹もいなくなってしまったので、そろそろかな、とあたりをつけて軽井沢へ。
ハーコットとは、生で食べられる杏です。こちらで見かけるものは、ほとんどが加工用のもので、生では酸っぱくて食べられません。
ほんの一時期しか出回らないハーコット、その独特の食感がスキなので、それを求めてドライブです。
一緒に加工用も買ってきます。
これらはコンポートとジャムにします。(ラベルが微妙に違うのは何故かわかりません)
昨夜、1パック分に砂糖をまぶして置いておいたら、今朝はこんなに汁が上がっていました。
これを10分ほど煮たらジャムの出来上がりです。
そして、残りは砂糖と水で数分煮て、コンポートにしました。
一晩置いたら今朝はすっかり味が馴染んで美味しい。。
どの杏もおいしくて大好きです。
そして杏のいいところは果肉が柔らかいので、直ぐに出来上がるところです。
コンポートを煮るのは数分です。杏を洗うところから10分もあったらできあがっちゃう。
それ以上はグズグズになって不味くなります。
今年は大成功‼️
コンポートから出た汁は、コレからの時期、炭酸で割っても美味しいです。
そして杏はカラダにもいいんです。
酸っぱいので、唾液の分泌を促し、喉や肺を潤します。そして果物では珍しいのですが、身体を温める作用があります。
またこれは発見なのですが、杏の種を植えるとあっという間に芽が出て、木になります。生命力が強いんです。
そして不思議なことに、杏の植えてあったところには雑草が生えません。
コレはどういうわけなのかよくわかりませんが、杏の種の中にある杏仁に毒があるからなのかもしれません。
なので、タネも捨てずに庭に植え込みます。芽が出たら大きくならないうちに、別のところへ植え替えです。
植え替えた後も雑草は生えにくいままです。
すごいですね、杏パワー。
さて蛇足ながら、うちでの梅シゴトについて。
かつては梅干しも作っていましたが、ある年にカビさせてしまい、それきり梅干しは作りません。
その時に義母に言われた言葉が刺さっています。
「梅干し作りに失敗すると、家に良くないことがあるから自分は作らないで買っている」
そうなんです、その年は私の33歳の厄年にあたっていて、流産も経験したりして、それきり梅干しは作るのをやめました。
梅酒は最近まで作っていましたが、ほとんど飲まないままで10年ものの梅酒なんぞが残っていたりするので、最近はやめました。残っていたものはほとんど差し上げてしまいスッキリです。
うちはブランデーで漬けていたので、古い方がおいしくて喜ばれました。
ということで、今は杏の作業だけです。
作業時間も短いですし、なんだかいろんな効果があって不思議な杏です。
そして食い意地が張っている私は、お店に行くたびに果物コーナーを探してしまいます。
生食用のハーコットが売っていないかなぁって。
それも今の時期のちょっとした楽しみです。