コレは家にあるストレッチポールです。
この上に乗って寝そべると、いろんなところが伸びて気持ちがいいのです。
そしてこの本が図書館からやってきました。
「胸椎伸展」
実は私、10年前にフィッシャー症候群になって以来、背中がとても硬くなってしまったのです。
ですので、胸椎が進展できたら、だいぶ身体も変わるはずです。
背中が硬くなると、アラベスクの足がちっとも上がりません。とはいえ、この10年でだいぶ元に戻りつつありますが、それでも背中が詰まった感じがどうしても取れないんです。
当時病気で筋肉に電気信号が行かなくなってしまい、全身麻痺に近かったので、その時に一気に背骨の間が詰まってしまったんです。
背も2センチくらい小さくなりました。背骨の間が詰まると、背骨の動きが悪くなります。
ひねったり反らせたりがほとんどできなくなりました。背骨の可動域が恐ろしく制限されてしまったんですね。
それが今でも少し残っています。ピラティスやヨガなどいろいろやりましたが、劇的には変わりません。もちろん年齢のせいで、周囲の筋肉が硬くなってしまっているのもあります。
それでこの本に望みを託そうと、まずは借りてみました。
本を読んでみましたら、やり方は簡単です。
背中の下に(場所が大事)筒状のものを入れてただ寝そべるだけ。
胸椎が伸びると何がいいのか。
まずは肋骨が開きますので呼吸が深くなります。
これはコロナや肺炎で肋間筋が硬くなって、肺が膨らまなくなってしまった方にもおすすめです。
そして、肩甲骨の下の部分が反れるようになると、反り腰が改善して腰痛が楽になったり、姿勢が安定します。
実際にやってみると、頭の位置がすこし後ろになって、肩の上にすっと乗るようになりました。
座っている姿勢が長い、またはスマホなどを長い時間見つめて、下をずっとみている人にもお勧めです。
ですが、ちょっと注意も必要です。頸に疾患のある方は、ちょっと気をつけた方がイイです。いきなり私のように直径が15センチもあるポールではなく、最初はバスタオルを丸めたものくらいから始めた方がイイです。
私は身体が柔らかい方なので、痛みもなくできましたが、身体の硬い人がやると背骨を痛める可能性もありますので。
少し身体の前側をマッサージなどで緩めてからやった方が、効果的かもしれません。
この動画はコロナに私自身が罹患し、その後ガチガチになった肋骨の周りを緩めたくてやっていたマッサージ&ストレッチです。
もしよかったらお試しください。
著者は一流のバレエダンサーですから、一般の人とは身体が違います。最初はちょっとずつから始めることをお勧めします。