先日紅葉の中を歩いて、歩けるってイイなぁって、強く実感した私ですが、今朝のラジオを聴いてさらにその思いが強くなりました。
そのラジオ番組には佐藤弘道さんがご出演されてました。
佐藤さんは現在56歳。娘たちが小さい頃よく見ていた「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんでした。
その佐藤さんですが、今年の6月に突然、脊髄梗塞を発症されたとニュースで知った方も多いかと思います。
あの元気なお兄さんが、下半身付随に⁉️とびっくり。
ですが今朝のラジオでは、元気なお声が聞けました。
6月に発症されて以降、懸命なリハビリの結果、今は歩けるようになられたとのこと。
今日のタイトルはそのお兄さんの言葉です。
この言葉を聞いて、自分のリハビリのことを思い出しました。
私も10年以上前、突然ミラーフィッシャー症候群を発症して歩けない時期がありました。
数年のリハビリを経て、そして自分でも運動して今に至っているのですが、その当時はリハビリが大変で大変で泣きたくなりました。
でも諦めたらそこで終わりです。
入院中のリハビリ室では他の患者さんたちもリハビリを受けていました。
そのうちの一人の女性の言葉が忘れられません。
ご高齢の方で、脳梗塞で歩けなくなってしまった方でした。
「あなたみたいにすぐに歩けるようになるなら、私も一生懸命リハビリするんだけどね。」
「いえいえ、私だって1週間前まではほとんど一人で立つこともできなかったんです。変化は遅いかもしれませんが、リハビリは続ければ絶対に変わります。」
ってお伝えしたところ
「じゃあもう少し頑張ってみようかしら」
っておっしゃってくださいました。
リハビリって、ただやるだけじゃなくて痛みを伴うことが多いのです。
その痛みが嫌で諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?
私も何度も思いました。
「こんなに痛いなら車椅子でもイイかな」って。
だってスゴイ痛いんです。キリで刺されるような痛みとはこのことを言うのか⁉️ってその時初めて知りました。
でも50歳にもなっていない、これからまだまだ人生が続くというのに、歩かない選択はできないなって。諦めたらそこで終わりなんです。そして諦めない限り、身体は良くなろうとします。
だからこの弘道お兄さんの「リハビリはスゴイ 一生リハビリです」という言葉はホントに胸に刺さりました。
そして私もいまだにリハビリ継続中なんだなって。
最初の頃ほど大変ではないですが、それでも軽い後遺症はあります。
筋肉を落とさないように運動を続ける、それもリハビリの一環です。
筋肉が落ちるとすぐに痛みにつながりますので。
踊って泳いでストレッチやってって、私にはそれが必要なんです。
周囲では私のことを運動フェチみたいに思っている人も多いのですが、それは今の私の歩けない姿を想像できないからです。病気のことを言っても誰も信じてくれないほど回復しているからです。
入院中にお見舞いに来てくれた友人は、あの状態からここまで復活できるとは想像できなかった、と今でも言ってくれます。
もっといろんな人にお見舞いに来てもらえばよかった、とちょっと後悔しています。だってあまりに激しい症状で、立てない歩けないだけでなくて目は開かないし、顔はだらんとしてるって、もはやゾンビ状態だったので、あまりショックを与えてもなあと、看護師のその友人だけに来てもらったんです。
「こんな私の姿は滅多に見れないし、面白いから来て‼️」って。。
友人はその言葉もよく覚えてるって。。なんて前向きなんだろうって感動したって言ってました笑
諦めない限り身体は良くなろうとし続ける、それを強く実感しています。
そして私にはリンパドレナージュがあったからこそ、ここまで良くなったのだと。
自分の手さえあれば誰でもできる、このリンパドレナージュがもっと広がるように、地道に続けていきたいなと、改めて思いました。
そんなことを考えるきっかけをくださった、佐藤弘道さんへ感謝すると共に、今後の益々のご活躍を期待しています。