歩けるありがたみを痛感する

先日上高地に行って、歩けるって素晴らしいって書いたばっかりなのに。。こんなことが。。

それは昨日のことです。

ダンスのクラスで右脚をグッと踏み込んだ瞬間、右膝の外側の筋が、ピキッと言って痛みが走りました。

わわ〜やってしまったかも‼️

今週末は予定がいくつも入ってますし、こんな時に限ってお寺のバイトが。。
年に一回のことなので絶対に休めないし代わりも頼めない。。

コレは何とかしないと。。と焦ります。。

動けないほどではなかったのですが、階段の上り下りも、右足に体重をかけるとちょっと痛くて怖い。。。

普段はその後シャワー浴びてお風呂に入るのですが、温めては絶対ダメなので水風呂に足だけ10分ほど浸して帰ってきました。

そこから冷やすこと数時間。冷たくなっては、少し休みを繰り返しました。

炎症が起きているので、とにかく血流を抑えることが大事なのです。そしてこんな時にもドレナージュです。膝裏と鼠蹊部のリンパ節のところを流します。

とはいえ流しすぎては逆効果なので、徹底的に軽く短くです。
それを1時間に1回程度繰り返します。

実は首の寝違えの時も同じようにやります。その時、首は冷やさずにドレナージュだけですが、しばらくすると嘘のように痛みが消えるんです。

今回も筋を痛めているので、同じやり方で大丈夫だろうと。。

できるだけ動かないようにしてましたが、それでも動かざるを得ないので、痛みを我慢しながら動いては、冷やす→ドレナージュを繰り返します。

そしてある程度冷やして患部の熱がとれたなあと感じたら、あとは温める。
血行を良くして炎症物質を流し去ってしまいます。お風呂にも普通に入りました。

そしてこんな時も必要なのは観察することです。

どこが痛いのか、硬いところはないか。

すると、筋を痛めたと思っていたのですが、どうやら筋が繋がる筋肉が硬くて、筋を引っ張ってしまって痛みを発生させてる模様。

その硬い部分を、ゆっくりほぐしてみました。温めながら。ふくらはぎとハムストリングの双方の深いところに硬い部分があったので、どちらもほぐします。上下両方から、筋を引っ張っていたんですね。

すると痛みが一気に軽減‼️

それまで激痛が走っていた階段の上り下りも、だいぶ楽になりました。

それが昨夜寝る前の状態です。

今朝起きてみたら、もっと楽になっていました。この調子なら受診しなくても大丈夫そうです。

よかった〜ほっと一安心です。まだ油断はできませんが💦

普通に歩けるって素晴らしいなあって、あらためて思い知りました。

今回はかなり慎重に進めてうまくいきましたが、それは以前失敗したことがあるからです。

その時は腰でした。

ちょっとピキッと言ったくらいで、当日は普通に歩けました。ですが夜になってだんだん痛くなってきたので、冷湿布を貼って寝たんです。

すごーく大きな湿布でした。痛いから冷やしたらイイかなって、安易に考えていたんです。

そして翌朝目覚めてみると…動けないほど痛くなってました。冷やすタイミングを完全に間違えてしまったのです。

ロキソニンテープなどの温湿布を貼った方が症状は軽かったかもしれません。

冷やされた腰が硬くなってしまって、まるで鉄板が入っているかのよう。

板のような腰で歩くのって、激痛を伴います。その日に受診してステロイドと痛み止めを注射してもらいました。

結局完全に治るのには数ヶ月かかりました。

腰は一度固まってしまうと、柔軟性を取り戻すのが大変なのです。グネグネいろんな方向に曲がらないので。薬を入れれば、その部分が固まって余計に時間がかかります。

その時の失敗を繰り返したくなくて、。。

失敗は成功のもとですね。

その時のことがあるので、今回は湿布を使う気にはなりませんでした。

湿布には冷湿布と温湿布がありますが、使い方を間違えるとよろしくありません。

そして湿布といえども薬なので、副作用が必ずあります。

普通の薬のように、妊婦さんに使えないものも多いんです。それくらい身体に影響があります。それもイヤで、できるだけ使いたくなかったのです。

急性期の痛みには冷湿布(モーラステープなど)ですが、それよりは保冷剤や氷で冷やしたほうが早いです。

そして慢性的な痛みには温湿布(ロキソニンテープなど)ですが、それならすこしずつ動かした方が血流が増えて根本的な治癒につながると思います。

身体には治ろうとする力が備わっています。

じっくり観察し身体の声を聞きながら寄り添うこと

が何より大事なのではないかと思います。

自分の手で自分の身体を何とかできるってステキなことです。
全ての症状が何とかなるわけではありませんが、そのためのツールとしてドレナージュはかなり有効なものです。

今回改めてそう感じたのでここに書いてみました。

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