今年もスズランが咲いてくれました。
毎年その香りを嗅いで、自分の嗅覚の回復度合いを確かめていたのですが、去年スズランの花に毒があると知って、それきり香りを嗅ぐことは断念しました。
ですので今年の嗅覚の回復具合は分からずじまいです。
さてワタクシ、去年の11月に右膝の半月板損傷になり、半年間ずっとリハビリに通っていたのですが、先日無事に終了いたしました。
いまでも正座をすると、何となく右膝に違和感が残るのですが、最初はしゃがむこともできなかったので、随分と回復しました。
怪我の直後にドクターに言われた
「今までと同じようには踊れないって思っていて下さい」
の言葉が突き刺さっていたのですが、その通りにはならず、今では普通に大きいジャンプもできています。
今回のリハビリでは色々と勉強になることがありました。
まずは私はX脚なので、どうしても膝を捻って使いやすい。
それが怪我の原因です。
では膝を捻らないでどうやって、バレエのアンデオール(踵をつけてつま先を開いた形)にするのかと言いますと、お尻の筋肉を鍛えて、太ももの外側の筋肉を引っ張ることでアンデオールをする、と言うモノでした。
目から鱗とはこのことです。

更に股関節の柔軟性も高めることで、怪我以前よりもアンデオールができるように‼️
身体というものはきちんと使えば、可能性が広がるのだなあと感心します。
そして今回のリハビリで気がついたことは、私は膝の上の筋肉が弱く、そのため膝が伸びずに内転筋が使いきれていなかったということ。
それでも脚をあげたりしてるのですから、身体への負担が大きな使い方をずっとしていたのです
膝の上の筋肉って、膝を怪我するとあっという間に落ちてしまい、きちんと筋トレをしないと復活しないのだそうです。
私は高校生の時に両膝を怪我して、その時にリハビリはしていませんので、その時から筋力の低下は始まっていたことになります。
膝の上の筋肉が弱いと、膝も伸びなくなります。
それが怪我の原因にもなっていたのです。
今回初めてそのことがわかって、膝の使い方もだいぶ変わってきました。
何より膝が伸びるようになって、腿の内側が使えるようになって脚も上がりやすくなりました。
と言うことで、完全復活できました。
でもまだ膝は捻りやすいので、これからもずっとお尻と膝の上の筋トレは行います。
今回の怪我があったので、自分の身体の使い方の欠点がよく分かりました。
怪我の功名とはこのことですね。